横浜トリエンナーレ

新港ピアの会場は見ることができませんでしたが、非常に意思のはっきりした展覧会でした。 アートプロジェクトが大流行りで、全国で展開されて玉石混淆の中日常空間での町おこしとしてのプロジェクトを捨て去ってホワイトキューブへリターンして作品をきれいに整列させ、分類仕分けで交通整理をして「表現の原則」について深く考えようとしているように感じました。

写真は(今回は写真撮影が原則OK)トム・ウェッセルマンのがらくた作品。作品がらくたなのか、がらくたが作品なのかわかりませんがこのポップラート作家は作品なんて所詮がらくたさ、といっているのか知りませんが、人間の営みなど物質にさせられている馬鹿で空虚な価値観に作らされているという当たり前の破れかぶれ作品でしたが、ここで出会うとは驚きでした。

こういう展開はいわゆる、アートプロジェクトのものではありません。

それこそホワイトキューブのすました学問的テーマの展開ですが、どういうことなんでしょう。アートプロジェクトの限界を突き破る企画なのか、美術館の殻を逸脱する蛮カラ企画なのか。

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